【体験談】サ高住からグループホームへ:後悔しないための転居チェックリスト

ヒント
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サ高住からグループホームへの転居を考えている方へ。
「今の施設に違和感がある」「別の施設に移りたいけど、手続きやタイミングが難しそう」
そんな悩みを抱えていませんか?

介護施設の転居は、契約・費用・手続きなど想像以上にやることが多く、思い切れずに迷ってしまう方も少なくありません。
私も実際に母をサ高住からグループホームへ転居させた経験があり、短期間での準備に追われて本当に大変でした。

この記事では、私が実際に経験した「転居のきっかけ」「退去や契約の手続き」「注意すべきポイント」をまとめています。
本記事を読めば、サ高住からグループホームに移る際の流れや費用、気をつけたい点が明確になり、スムーズに判断できるようになります。

これから施設の転居を考えている方の参考になれば幸いです。

1.サ高住に入居して感じた違和感

サ高住を選んだ理由は次の通りです。

・ホーム長が看護師資格を持ち、対応が丁寧だった
・看取り対応の実績があり安心感があった
・施設の日常をInstagramで公開しており雰囲気が伝わった
・家から車で10分と通いやすく、部屋も明るく清潔だった
・「併設デイサービスは必須ではない」と説明された

ところが実際に入所してみると、
「デイサービス利用は必須」と言われたり、夜間は母の安全のために部屋のドアが外から施錠されたりと、少しずつ違和感を覚えるようになりました。
説明と違う点がいくつかあり、「あれ?聞いていた話と違うな」と感じ始めたのです。

サ高住は比較的介護度の軽い方向けの施設であり、入居前に契約内容や介護度が上がった場合の対応をしっかり確認しておくことが大切です。

サ高住の違和感についてはこちらの記事で詳しく書いています。


2.転居を迷った理由と、決断のきっかけ

転居の連絡を受け移りたい気持ちもありましたが、正直すぐには決められませんでした。
母も生活に慣れ始めていた頃で、再び環境を変えることで認知症が進行しないか心配があったからです。

さらに、
・ケアマネさんが変わってしまう不安
・たった2ヶ月で退去を申し出ることへの申し訳なさ
もあり、心が大きく揺れました。

そんな中、以前お世話になったデイサービスの責任者の方から
「お母さまにはグループホームの方が合っていると思いますよ」と言われ、背中を押されました。

さらに、信頼していたケアマネさんから
「12月で退職する」と連絡がありました。
「担当が変わるなら、このタイミングで環境を変えよう」と決意したのです。

ケアマネさんとの信頼関係は、介護生活の安心につながります。
交代がある場合は、次の担当との相性も大切な判断ポイントです。

ケアマネージャー選びのヒントはこちらの記事で書いています。


3.転居を決めてからの流れと大変だったこと

12月初旬に空きの連絡を受け、3週間で転居準備を進めることになりました。
やることは山ほどありましたが、ケアマネさんのサポートのおかげでどうにか間に合いました。

主な手続き・準備内容
・グループホームへの入居日・契約日の確認
・サ高住への退去連絡(1ヶ月前が原則)
・訪問診療・薬局などの変更手続き
・持ち物の準備(衣類・食器・生活用品)
・家族間での役割分担・引っ越し手配

特にありがたかったのは、お世話になっていたケアマネさんが、サ高住のホーム長さんに退去の連絡を入れてくれたこと。
さらに、グループホームのケアマネさんへケアプランや引き継ぎ書を直接届けてくださったことです。
このおかげでその後の手続きがスムーズにいき、本当に助かりました。


ケアマネ・医療・契約関係の注意点

ケアマネさんの変更
施設によって異なりますが、グループホームに入る場合は施設専属のケアマネージャーが担当になります。
住宅型有料老人ホームなどに転居する場合は、これまでと同じケアマネさんが引き続き担当できるケースが多いです。

訪問診療の継続
私の場合、サ高住で利用していた訪問診療の病院がグループホームでも対応していたため、契約書の再手続きは不要でした。
 「転居します」と連絡するだけでスムーズに引き継げました。

薬局の契約変更
サ高住で利用していた薬局がグループホーム指定の薬局ではなかったため、新しい薬局と契約し直しました。
施設によっては「指定薬局の利用が必須」という場合もあるので注意が必要です。

費用の支払い方法の違い
サ高住は銀行引き落としでしたが、グループホームは「指定口座への振込」または「隣接老健の窓口での直接支払い」でした。
引き落としの場合は口座登録の手続きが必要になるため、早めに確認しておきましょう。


4.退去時の費用

サ高住の契約は、賃貸住宅とほぼ同じ扱いです。
退去する場合は、1か月以上前に退去の連絡をしなければなりません。

私の場合、12月中旬に退去の意向を伝え、12月26日に実際に転居しました。
そのため、契約上は「連絡日から1か月後までの家賃」が発生し、翌月(1月分)の家賃を日割りで支払うことになりました。

また、食事費用にも注意が必要です。
通常、5日以上前に連絡すれば停止できますが、今回は年末年始が近く「お正月の特別食(おせち)」がすでに手配済みだったため、おせち代1,150円を負担しました。

退去後は、室内清掃費の請求もありました。


退去時の費用内訳

実際に私が支払った退去費用の内訳を、参考までにまとめました。

項目 金額(円) 備考
家賃(日割り精算) 14,928 32,000円 −(1,067円 × 16日)
清掃費(消費税込) 24,200 エアコン・床・ガラス・トイレなど室内一式
食費(おせち代) 1,150 正月特別食分
合計 40,278

サ高住は「賃貸契約型」の施設が多く、退去時の家賃・清掃費・食費などが発生します。
転居を決めたらできるだけ早めに施設へ連絡し、費用がどこまで発生するのかを確認しておきましょう。


5.転居スケジュールと行動の流れ

私の場合は、ちょうどコロナの感染拡大が懸念されていた時期で、
「年末までに転居を終えたほうが安全」とグループホームの責任者の方の判断で、急いで手続きを進めることになりました。

もし1か月後に延ばせていれば、費用も抑えられ、引っ越し作業や契約手続きももう少し落ち着いて進められたかもしれません。

これから転居を考えている方へ。
グループホームやサ高住など、施設側の都合で日程が限られることもありますが、
できる限り余裕を持ったスケジュールを組むのがおすすめです。
早めに相談しておくことで、費用面でも心の準備の面でもずっとラクになります。


私が実際に行った転居までの行動スケジュール

転居を決めてから入居までの約3週間は、
手続き・準備・引き継ぎと、本当に慌ただしい日々でした。
ここでは、私が実際に行った行動の流れを時系列でまとめています。
「どの順番で進めたらいいかわからない」という方の参考になれば嬉しいです。

私はグループホームへの入所の意向を伝えた直後、
すぐに信頼しているケアマネさんに連絡をしました。
そのおかげで退去や契約の手続きもスムーズに進み、
一人で抱え込まずに準備を進めることができたと思います。

時期 主な行動内容
転居を決意した日(12月初旬) グループホームへ入居希望の連絡。入居可能日と契約スケジュールを確認。
翌日〜3日後 ケアマネさんへ連絡し、退去書類や介護レンタル解約などの相談を行う。
1週目 サ高住へ退去の連絡。退去日・費用精算の確認。グループホームとの日程調整。
2週目 新しい施設の契約書確認。必要な持ち物・購入品リストを作成し、家族と分担を決める。
3週目 荷造り・清掃・搬送手配。訪問診療・薬局へ転居連絡。最終確認を行う。
転居前日 契約書の最終確認。持ち物・必要書類・支払い関係の最終チェック。
転居当日 家族で荷物を搬入。午前中に作業を終え、昼食からグループホームでの生活がスタート。

6.サ高住からグループホームへ移るときのチェックリスト

チェック項目 ポイント 確認
退去連絡の時期 原則1か月前までに連絡。過ぎると翌月分が日割りで発生。
退去費用の確認 清掃費や特別食など、請求内容を事前に確認。
食事キャンセルの期限 5日前までに連絡が基本。特別食はキャンセル不可も。
介護レンタルの解約 ベッドなどはケアマネに相談すれば代行可能。
ケアマネの変更確認 グループホームでは専属ケアマネに変わる。
訪問診療・薬局 継続可かを確認。薬局は指定変更が必要な場合も。
費用の支払い方法 引き落としか振込かを確認。手続きが必要な場合も。
持ち物の確認 家具・家電付きか、食器の持ち込み可否を確認。
家族の役割分担 契約・荷造り・搬送を家族で分担しておく。
新しいケア体制 夜間見守りや医療対応を事前に見学・確認。

7.迷いながらも「本人に合った環境」を優先に

「まだ入所して2ヶ月足らずだから、今のままでもいいのでは?」
と迷った時期もありました。
でも、母の穏やかな暮らしを最優先に考えた結果、
グループホームへの転居を決めたことに後悔はありません。

「お世話になっているから…」と遠慮せず、
本人が安心して過ごせる場所を選ぶ勇気を大切にしてください。


8.私がいま思うこと

今思うと、後悔はひとつもありません。
それは、母が日々穏やかに過ごせていること、そして私自身も心穏やかに過ごせるようになったことが大きいからです。

サ高住にいた頃は、土日はデイサービスがなく、
「母は部屋でひとり寂しく過ごしているのではないか」と胸が締めつけられるような気持ちでした。
そのため、姉と交代で土日に面会へ行くようにしていましたが、
どうしても用事で行けない日は、罪悪感のような気持ちに苛まれることもありました。

今はその気持ちもなく、面会に行くとリビングで他の入居者さんと笑い合うその笑顔を見ると、
「ここに来て本当によかった」と心から思います。

サ高住では周りに馴染めず、親しく話す人がいなかった母ですが、
今はいつも一緒に過ごす仲良しの入居者さんもできました。
月に一度届くホームからのお便りには、笑顔の母の隣にその方が写っていて、
見るたびに「寂しくないね、母さん」と温かい気持ちになります。

お便りの届く日が、私の小さな楽しみになりました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
施設の転居は、手続きだけでなく心の整理も必要な時間ですよね。
もし今、同じように迷っている方がいたら
この体験が少しでも参考や励ましになれば嬉しいです。

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コメント

  1. maru より:

    えくぼさん、こんにちは!

    いつもブログを読むたびに思いますが、
    ここまでわかりやすく、記録をされていることに
    本当に感心してしまいます。

    介護の手続きなどは、分からないままなんとなく
    ことが進み、いざ同じ状況の人に伝えようとしても
    あれ?どうだったけ?っと思ってしまうほど
    難しいものですが、

    えくぼさんはすごいと思います!

    • えくぼ えくぼ より:

      maruさん、いつも温かいコメントありがとうございます☺️
      手続き関係は本当に複雑で、当時は私自身も頭がいっぱいでした。
      だからこそ、これから同じような場面に立つ方が少しでも安心できるよう、
      自分の記録を残しておきたいなと思って書いています。
      そう言っていただけて本当に励みになります!

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