サ高住とグループホーム、どっちがいいの?
施設入所を考えるときに、多くの人が悩むポイントですよね。
私も母の介護を通して、サ高住とグループホームの両方を経験しました。
本当は第一希望だったグループホームに空きがなく、
やむを得ずサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)への入所を決めたのが始まりでした。
それでも「これで良かったのかな…」という思いはずっと心の片隅にありました。
夜間、職員さんがドアの外から鍵をかけていたことにも、少し違和感を覚えたのです。
この記事では、そんな経験をもとに
- 費用
- 介護体制
- 雰囲気・暮らしやすさ
の3つの視点から、サ高住とグループホームの違いをわかりやすく比較します。
これから施設を選ぶ方が、後悔のない選択ができるよう、
私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです🌱

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🏠 サ高住の特徴と体験談
📌 サ高住の基本的な仕組み
サ高住は、高齢者向けの賃貸住宅に「生活相談」や「安否確認」のサービスがついた住まいです。
介護サービス自体は外部の事業所(デイサービスや訪問介護など)を利用する仕組みなので、介護度が軽めの方や、まだある程度自立した生活ができる方に向いています。
💰 費用の面
母の入所時は月額13〜14万円ほどでした。
入居金は不要でしたが、介護サービスの利用は外部契約となるため、
デイサービスや訪問介護の回数によって費用が変わります。
🤝 介護体制の面
- 看護師資格を持つホーム長さんがいて、体調管理が安心できた
- 入居者が50人以上と多く、夜間は職員が1人だけの対応
- 徘徊を防ぐため、母の部屋が外側から施錠されることもあり、違和感を感じた
🏡 雰囲気・暮らしやすさの面
- 入居者の日常をInstagramに投稿してくれ、家族も安心できた
- 施設内は清潔で明るいが、大規模ゆえに「家庭的な温かさ」はやや薄め
- デイサービス利用が基本のため、休みの日(土日)は部屋で過ごすことが多かった
こうした点から、「母にとって本当に合っていたのだろうか」と迷うようになりました。
👪 グループホームの特徴と体験談
📌 グループホームの基本的な仕組み
グループホームは、認知症と診断された方が、少人数(9人)1ユニットで共同生活を送る施設です。
家庭的な雰囲気を大切にし、日常生活をスタッフと共に行いながら穏やかに暮らせる環境が整っています。
※利用には、認知症の診断があることと、その市区町村に住民票があることが条件です。
また、人気の施設は空きが出にくいため、入所まで時間がかかることもあります。
💰 費用の面
母が利用したグループホームの月額は11〜12万円ほどで、
サ高住よりやや安く感じました。
これは、グループホームでは介護保険の支給割合が比較的高く設定されているため、
自己負担額が抑えられていることも関係しているように感じました。
ただし、入居金や食費などの細かい費用は施設ごとに異なります。
🤝 介護体制の面
- 夜間も職員がユニット内に常駐しており、安心感があった
- 職員が入居者3人に1人という手厚い配置で、認知症ケアに慣れている
- 母が眠れない夜には職員さんがそっと話し相手になってくれた
🏡 雰囲気・暮らしやすさの面
- 土日も体操や歌などのレクリエーションがあり、生活リズムが整っていた
- スタッフとの距離が近く、少人数ならではの温かい空気
- 食事もスタッフが台所で調理しており、家庭的な雰囲気を感じられた
母の笑顔が戻り、「やっぱり移って良かった」と心から思えました。
🆚 サ高住とグループホームの違いを比較
ここまで紹介した内容を整理すると、サ高住とグループホームには次のような違いがあります。
実際に母が利用したときの印象も踏まえて、表にまとめてみました👇
| 項目 | グループホーム | サ高住 |
|---|---|---|
| 入居者数 | 9人(1ユニット) | 約50人 |
| スタッフ配置 | 入居者3人に1人 | 入居者50人に数名 |
| 認知症ケア | 専門ケアがしっかり | 専門ケアはほとんどなし |
| 夜間対応 | 職員が常駐 | 職員1人で2時間ごとに見回り |
| レクリエーション | 毎日あり(体操・歌など) | デイサービス利用時のみ(土日休み) |
| 入居条件 | 認知症の診断+市区町村の住民票 | 60歳以上 |
| 費用(月額) | 11〜12万円 | 13〜14万円 |
※ ここで紹介している料金は、私の母の場合の一例です。
地域や施設によって金額やサービス内容が異なる場合があります。
詳しくは各施設に直接ご確認ください。
比較してみて「うちにはどんな施設が合うのかな?」と思った方は、
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で、地域・費用・サービス内容から希望に合う施設を検索できます🌱
📊 比較してわかったこと
表を見ると、グループホームのほうが介護体制は手厚く感じますが、
サ高住にも「自由度が高い」「医療体制が整っている」などの良さがあります。
つまり、どちらが良いかは “その人の介護度や生活スタイル” によって変わります。
👉 こんな人にはサ高住が向いている
- まだ自立度が高く、介護サービスは必要最低限で良い方
- 大人数の施設でも気にならない方
- 一人暮らしに不安があり、医療体制が整っている場所を希望する方
👉 こんな人にはグループホームが向いている
- 認知症の対応に慣れた職員が多く、安心したい方
- 少人数で家庭的な雰囲気を大切にしたい方
- 夜間の見守りや生活リズムを重視したい方
- 入居者に対し職員の人数が多く、目が行き届いている環境を望む方
- 認知症の進行が早くならないよう工夫をしてほしい方
💡 私が体験から学んだこと
私が体験から学んだことは、**「見学だけでは分からないことがある」**ということでした。
- 夜間に安心して過ごせる体制があるか
- 施設の規模や雰囲気が、本人に合っているか
- 実際に暮らして気づく違和感がないか
本当は第一希望はグループホームでした。
ですが空きがなく、母の徘徊が始まってしまったため、すぐに入所できるサ高住を選びました。
ところが実際に入ってみると、見学では分からなかった夜間の施錠や職員配置の少なさなどがあり、「母にとって本当に合っているのだろうか」と悩むようになりました。
その後グループホームへ移ったとき、ようやく安心できたのです。
また、人気の施設は空きがないことが多いため、「まだ早いかも…」と思っても、見学だけでも早めに体験しておくことをおすすめします。
急な徘徊や体調の変化があったときに、慌てずに済むかもしれません。
この経験から、大切なのは“条件やタイミングだけで選ぶ”のではなく、“実際に合うかどうか”を柔軟に見極めることだと強く感じています。
📌 まとめ
サ高住とグループホームは、それぞれにメリットとデメリットがあります。
大切なのは「どちらが良いか」ではなく、「どちらが合うか」を考えること。
迷ったときには、必ず見学をして実際に雰囲気を感じてみてください。
私自身も後悔や葛藤を経験しましたが、最終的には母に合う場所を見つけることができました。
そして、入所後であっても「もっと合う」と思える施設が見つかれば、迷わず移ることも大切だと感じています。
最初に選んだ場所が“終の住処”である必要はなく、柔軟に考えることで本人も家族も安心につながります。
私も施設を探すときに、マイナビあなたの介護の検索機能を使ってみました。
条件を入れるだけで、近くのサ高住やグループホームが一覧で出てきて、
各施設の費用や特徴を比較できたのが便利でした。
もし今、施設選びで迷っている方は、こうしたサービスを上手に活用すると、
自分では見つけにくい情報をまとめて確認できると思います🌱
この体験が、同じように悩んでいる方の小さなヒントや励ましになれば嬉しいです🌸
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サ高住・グループホームを比較したい方におすすめです。
私も検索機能を使ってみて、施設ごとの費用や特徴が一覧で見られるのが便利だと感じました🌿
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コメント
こんにちは
今回もとてもわかりやすい内容で
施設を検討されている方に、とても役立つと思いました。
義母の施設入所を考えた時に、こういうブログに出会えていたらと
すごく思います😉
我が家の義母の話ですが、サ高住を見学の際、
記載の内容と同じくらいの金額でしたが、
グループホームは、地域でも違うようで
札幌はかなりお高いです💦
介護度によっても料金の違いがありますが、
基本17万〜19万でその他に、夏のエアコン代と冬の暖房費がかかりますので
グループホームは手厚く見てもらえる分、お高いのかなと思っていました。
ご参考までにと思いコメントいたしました🍀
自分の老後を考えると、払えない金額です😰
maruさん、いつも読んでくださりありがとうございます。
地域によって料金の違いがあるのは聞いていますが、
札幌ではかなりお高めですね。
とても参考になりました。
母のいるグループホームでも光熱費は追加で料金でかかるのですが、
月に数百円ととてもお安いです。
私も老後は子どもに迷惑かけずにすむところを見つけておきたいと
常々思っています。