【体験談あり】グループホームの年間行事を紹介|母の笑顔と安心を感じた9か月

さいきんのこと
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母がグループホームに入所してから、もうすぐ9か月。
毎月届く「お便り」は、私にとって楽しみのひとつになっています。

そこには、季節ごとの行事やイベントの様子が写真と一緒に紹介されていて、母の暮らしぶりや表情が伝わってきます。
在宅介護の頃は、行事を楽しむ余裕もなく、薬の管理や付き添いに追われて大変だったことを思い出します。
けれど今は、職員さんの工夫のおかげで母が安心して行事に参加し、笑顔を見せている──
そんな姿を「お便り」を通じて知ることができるのです。

行事は単なるイベントではなく、母が季節を感じ、仲間と笑い合う大切な時間。
その様子を知ることで、私自身も「ここに預けてよかった」と思えるようになりました。

🎄 12月:クリスマスと冬の手作り

  • スノードーム作り
  • おやつレク(クッキー作り)
  • クリスマス会

    👉 トナカイに扮した職員さんとピースサインしている母はおちゃめな表情でした。

🎍 1月:新しい年の始まり

  • 初詣にお出かけ
  • 職員による獅子舞の出し物
  • おせち料理の提供

    👉 元旦にはお雑煮とおせち料理が振る舞われ、「とても味がいい」と入居者さんに好評だったそうです。

👹 2月:節分と美容day

  • 鬼に扮した職員さんにお手玉を投げて「鬼は外、福は内!」
  • おやつレク(チョコバナナクレープ作り)
  • 美容day(肌のお手入れ&お化粧体験)

    👉 鏡を前にちょっと恥ずかしそうにお化粧する母の姿が微笑ましかったです。

🌸 3月:ひな祭りと春の食事会

  • 春の食事会(手毬寿司やフルーツサンド)
  • ひな祭りの日には頬紅と口紅を施し、着物姿で記念撮影

    👉 この時の母は少し照れくさそうに笑っていて、その表情がなんとも愛らしくて心が温かくなりました。

🌼 4月:春の外出と生け花

  • 晴れた日にドライブに出かけ、公園のベンチでおやつタイム
  • 職員が持ち寄った野花で生け花

    👉 写真には、母が仲良しの入居者さんと手をつないで並んでいる姿があり、まるで子どもの遠足のよう。母がこんなにも楽しそうに笑っていることが、とても嬉しかったです。

🍃 5月:自然とのふれあいと家族参加イベント

  • トマト・きゅうりの苗植え
  • 収穫したグリーンピースの皮むき
  • 茶話会、おやつレク(どら焼き)
  • 家族参加のお食事会

    👉️ご家族と一緒にお弁当を食べる入居者さんの中で母は職員さんと一緒にお弁当を食べてました。ごめんね行けなくて・・・と申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

🍰 6月:梅仕事とおやつレク

  • 梅シロップ作り
  • おやつレク(スフレチーズケーキ作り)

    👉️昔は家でも梅シロップ作っていたな・・・と懐かしく思いました。

🎋 7月:七夕と“オリンピック”

  • A・Bユニット合同オリンピック(玉入れ、風船バレー、イラスト当てゲーム)
  • 七夕の短冊飾り

    👉️面会に行ったとき七夕の短冊が飾ってあり、「健康で長生きできますように・・・」と書いてありました。私も心からそう思いました。

🍉 8月:夏の風物詩

  • そうめん流し
  • 夏祭り(もぐらたたき、ビー玉転がし、お菓子つかみ取り)

    👉️モグラに扮した男性職員さんが穴から出てきたところを母がハンマーで叩く瞬間が楽しげに写されていました。

🌸 印象に残った行事ベスト3

3月:ひな祭りの記念撮影

頬紅と口紅を施して着物姿になった母の写真には、少し恥ずかしそうに微笑む表情が映っていました。
その姿は、家では見たことのない“少女のような母”。
いくつになっても女性は綺麗になることに嬉しさを感じるのだなぁ…と、改めて思わされました。

4月:春のドライブとおやつタイム

晴れた清々しい日に公園のベンチで、どら焼きを食べて笑う母の姿。
その表情はとても楽しそうで、見ているこちらまで幸せになりました。
いつも一緒にいる仲良しの入居者さんと手を繋ぐ姿は、まるで子どもに戻って遠足を楽しんでいるようで──なんとも微笑ましく、心がほっこり温かくなりました。

5月:家族参加のお食事会

この日は家族参加のお食事会で、お弁当が出されました。
私自身、とても楽しみにしていたのに日にちを間違えてしまい、参加できなかったのです…。
母だけが家族と一緒にお弁当を食べられなかったことが申し訳なく、切ない気持ちになりました。
次は秋にも開催されるとのことなので、今度こそ母と一緒に楽しみたいと思っています。

🍀まとめ

母が施設で暮らすようになってから、「もう一緒に行事を楽しむことはできないのかな」と思った時期もありました。
でも、こうして毎月のお便りから母の笑顔や行事の様子を知るたびに、施設生活へのイメージは変わっていきました。

施設に入所することは決して“寂しいこと”ばかりではありません。
スタッフの方々の工夫と温かさによって、母は新しい仲間と一緒に季節を感じ、笑顔で過ごしています。
そして、その姿を私たち家族が共有できることが、大きな安心につながっています。

もし「施設に預けるのはかわいそう」と迷っている方がいたら──
お便りや行事から伝わる温かさを知っていただきたいです。
そこには罪悪感よりも、むしろ安心と笑顔があふれる暮らしがあると、私は感じています。

母がグループホームに移ってからの私の気持ちは、この記事で書いています。

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家族参加のお食事会に行けなかった体験談は、この記事にまとめています。

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