介護を通して一番伝えたいこと

つぶやき
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つらいとき、光が見えないとき、どうしていいかわからなくなることがあります。
私も在宅介護の中で何度もそんな思いを抱えました。
だからこそ、この50記事目では「介護を通して私が一番伝えたいこと」を、同じように悩むあなたへ届けたいと思います。

🌱 介護に「正解」はない

介護に正解はありません。
在宅で関わることも、施設にお願いすることも──どちらも立派な選択です。
だからこそ大切なのは、「自分の気持ちを大事にすること」
そして、「一人で抱え込まないこと」

🌱 在宅介護で感じたこと

母が少しずつできないことが増え、被害妄想も強くなっていく…。
その変化を前に、私は「これからどうなるんだろう」と不安でいっぱいでした。

「よく頑張ってるね」と言われても心は救われない。
でも、一人の人から「わかる、私もそうだった」と言ってもらえただけで、スッと気持ちが軽くなる瞬間がありました。

時には我慢できずに怒ってしまい、後で後悔することも。
逃げ出したくなる日もありましたが、それが私にとってのリアルな介護の日々でした。

🌱 施設入所を決めてから

母を施設に預けたとき、私の中に一番強くあったのは、
「私は母の人生を勝手に変えてしまったのではないか…」という思いです。
正直に言えば、その気持ちは今でも時々よぎります。

でも最近、認知症専門医・長谷川嘉哉先生の『認知症は決断が10割』という本を読みました。
そこには「認知症とは、患者家族に“決断”を強いる病気なのです」と書かれていました。

その言葉に救われました。
私は母をどこでもいいから預けたのではなく、母に合う場所で心穏やかに過ごせるようにと願い、見学を重ねて選びました。
だから、あのときの決断は「母の人生を変えてしまった」のではなく、母の代わりに下した決断だったのだと、今は思えます。

母が施設で穏やかに過ごす姿や、面会で見せてくれる笑顔にふれるたび、「これで良かった」と思えるようになりました。
在宅が一番とは限らないし、施設にお願いすることは決して親不孝ではない──
今はそう胸を張って言えます。

🌱 つらいときは、誰かに話してほしい

つらいとき、光が見えないとき、解決策が浮かばないとき──
そんなときは、誰でもいいから話を聞いてもらってください。
ただ共感してもらえるだけで、心が軽くなることがあります。

もし、あなたがこのブログに立ち寄ってくださったなら、
ここがその“共感できる場所”のひとつになれたら嬉しいです。

🌱 入所後の暮らしも伝えていきたい

介護は、入所がゴールではありません。
むしろそこからも続いていく日常があります。

YouTubeなどで在宅介護を頑張るご家族の発信は多いですが、
家族の視点から見る入所後のリアルな暮らしは、まだ多く語られていません。

だから私は、これからもこのブログで母の入所後の様子や気づきを綴っていきたい。
同じように迷っている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

🌱 最後に伝えたいこと

私は子どもたちに、
「お母さんが認知症になったら迷わず施設に預けてね」と伝えています。
たとえ私が嫌がったとしても、それは本心ではないから。

大切なのは、介護する人もされる人も、どちらも笑顔でいられることだと思うからです。

介護を通して私が一番伝えたいのは、自分を責めないでほしいということ。
そして──

🌸 たとえ今がつらくても、笑顔を取り戻せる日がきっと来ます。
なぜなら、私がそうだったから──そして今、母の笑顔とともに私も笑えるようになりました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます🍀

コメント

  1. maru より:

    えくぼさん、おはようございます。

    今回のお話し、
    何度も読み返しておりました。

    介護に正解はないこと、義母の人生を変えたのではないこと、
    老後のことについての考え方。

    自分に置き換えて全部しっくりくる内容で
    朝から気持ちが軽くなりました🍀

    • えくぼ えくぼ より:

      maruさん、いつも丁寧に読んでくださってありがとうございます。
      「何度も読み返した」との言葉に胸が熱くなりました。
      あの記事は、まさに私自身が迷いながら出した答えでもあり、
      「介護に正解はない」という思いをそのまま綴ったものでした。
      読んでくださる方の気持ちが少しでも軽くなるなら、それが何より嬉しいです。
      これからも一緒に、心穏やかに歩んでいけたらと思います🍀

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