【施設見学記③】住宅型有料老人ホーム|安心感と“病院のような雰囲気”

ヒント
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私が見学した住宅型有料老人ホームの中には、医療体制がとても手厚い施設がありました。
けれど実際に足を運んでみると、安心感と同時に「母には合わない」と感じるところも見えてきたのです。

今回は、母の施設を探す中で見学した住宅型有料老人ホームの体験談をまとめます。
医療体制が整っている安心感は魅力でしたが、雰囲気や距離感の面で「母には向かない」と判断した理由を率直に書いてみます。

🌱 見学のきっかけ

仲介業者さんから紹介された2件目の見学先でした。
1件目を見学した後、その足で向かうことになり、車で約30分、隣の市にある施設です。

🏠 第一印象

外観を見た瞬間に「ザ・病院」という印象を受けました。
中に入るとナースステーションのようなスタッフ事務所があり、常に職員さんがいて、すぐに対応できる体制が整っているように感じました。

建物は地下1階・地上3階建てで、定員は88人。
すでに満室とのことで、規模の大きさに驚きました。

👩‍⚕️ 職員さんの対応

対応してくださったのは40代くらいの女性職員。
礼儀正しく、パンフレットを使って順序よく説明してくださり、とてもテキパキして慣れた印象でした。

応接室での説明後に居室の見学がありましたが、ちょうど空きが埋まってしまったため、仮置きのある居室を案内してくださいました。
比較的広く、日差しも入る明るい部屋でした。
ただし家庭的な雰囲気はなく、やはり「病院の個室」という印象が強く残りました。

別の階に併設のデイサービスも見学しました。
広い空間にテーブルが並び、談笑している人や手芸・囲碁などの趣味に取り組む人の姿がありました。
入居者だけでなく外部の利用者も半分ほどを占め、送迎で通っているとのこと。
活気はありましたが、母には都会的すぎて馴染めないのでは…と感じました。

💰 費用や条件

  • 敷金:200,000円(退去時に清掃・修復費に充てられ、余りは返却)
  • 月額費用:約180,000万円(要介護1)
  • 医療体制:看護師が24時間常駐。夜間も必ず1名配置。医療法人が母体のため医療面は手厚い印象。
  • 食事:施設内で調理(手作り対応の施設は少なく、貴重)。実際の料理は見られなかったが安心感があった。
  • 居室:ベッド・洗面所・トイレ完備。設備は整っていたが、病院の個室のような雰囲気。
  • デイサービス:趣味活動が盛んで、岩盤浴、カラオケルームもあり設備が整っている印象。
  • 面会:ルールは詳しく聞けなかったが、パンフレットには「家族が泊まれる部屋がある」と記載されていた。
  • 職員体制:常に職員がフロアの拠点に配置され、目が合えば明るく挨拶してくれる雰囲気。
  • 利用者層:平均年齢は約89歳と高め。健康面に配慮が必要な方が多い印象。
  • 看取り:パンフレットには「実績あり」と記載されていた。

✅ 良かった点・気になった点

✅ 良かった点

  • 医療体制 → 医療法人が母体でとても手厚い
  • 看護師 → 24時間常駐している安心感
  • 食事 → 施設内で調理している
  • サービス → 趣味活動や岩盤浴など付加的なものがある
  • 職員 → 明るく挨拶してくれる雰囲気

⚠ 気になった点

  • 居室 → 整っているが「病院の個室」のようで家庭的な温かさに欠ける
  • 外観・内観 → 「病院そのもの」という印象
  • デイサービス → 入居者と外部利用者が同じ空間で落ち着かない
  • 雰囲気 → 母には都会的で馴染みにくそうに感じた
  • 立地 → 家から車で30分とやや遠く、通う私の負担が大きい

✨ 今振り返って思うこと

医療体制が整っていることや、看護師が常にいる安心感は大きな魅力でした。
さらに食事を施設内で作っていることや、岩盤浴まで備えている点は珍しく、設備の充実さが感じられました。

しかし、居室や建物全体の雰囲気はやはり「病院そのもの」。
病院が苦手な母にとっては、くつろげる場所にはならないだろうと思いました。
むしろ、入院していると勘違いして「いつ退院できる?」なんて聞いてくるかも知れない…💧
そう思うとちょっと苦笑いしてしまいました😅

加えて、家から車で30分という距離も通いやすいとは言えず、もし費用が安かったとしても私の選択肢には入らないと判断しました。

施設選びでは「医療の安心感」も大事ですが、それだけでなく「本人が落ち着ける雰囲気」と「家族が通いやすい距離感」も欠かせないと学びました。

同じように施設を探している方の参考になれば嬉しいです🌸

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