認知症の母の面会に行く日は、いつも心が揺れます。
会える嬉しさと、切なさが入り混じる時間です。
今日は、娘と一緒にグループホームを訪ね、
元気が戻った母の姿に、少し心が軽くなりました。
その日の出来事と、感じたことを
忘れないように書いておこうと思います。
1.二週間前の面会で知った、母の本当の様子
今日は、娘の予定がない休日だったので、
一緒に母のグループホームへ面会に行きました。
二週間ほど前、私は一人で母の面会に行きました。
そのときの母は、笑顔で私を迎えてくれました。
お土産に持っていったおはぎも、ぺろりと二つ食べてくれて、
「今日も元気そうだな」と、私は思っていました。
ところが帰り際、職員さんから声をかけられました。
「今日はお母様、実はとても元気がなくて、朝食も召し上がられていないんです。
笑顔も見られず心配していたのですが、娘さんを見て、今日初めて笑ってくれました。
笑顔が戻って本当に良かったです。また来てくださいね」
さらに、
「最近のお母様は時々ぼーっとされていて、認知が進んでいるのかもしれません」
とも言われました。
そうだったんだ…。
私の前では笑ってくれていたけれど、元気がなかったんだね。
それでも、私のことが分かって、笑顔が戻ったのなら、
「なるべく面会に来よう」
そう思いました。
帰り際、母に
「また来るね。今度は娘と一緒に来るね」
と声をかけて、その日は帰りました。
2.娘と一緒の面会の日
そして二週間後、娘の予定が空いている休日に、
約束どおり一緒に面会に行くことができました。
果物が好きな母のために、
今日はりんごを剥いて持っていくことにしました。
グループホームに着くと、
母は少し足取りがふらつきながらも、職員さんに手を取られ、
私たちを笑顔で迎えてくれました。
「よかった、元気そう…」
まず、その姿にホッとしました。
部屋で皮を剥いたりんごを差し出すと、
嬉しそうに手に取り、
「美味しいね」
と言って食べてくれました。
「今日は朝ごはんも昼ご飯も食べてないよ」
と、いつもの“食べているのに食べていない”母の言葉も健在で、
思わず心の中で笑ってしまいました。
3.娘との時間、背比べのひととき
娘が来たことが本当に嬉しかったようで、
母は何度も娘に
「ちょっと立ってみて」
と言い、自分と身長を比べていました。
「大きくなったね〜」
娘は少し照れながらも、
母に言われるまま立ち上がり、背比べをしていました。
その光景を見ているだけで、
胸の奥がじんわり温かくなりました。
4.職員さんからの報告と、安心した気持ち
帰り際、職員さんから
「ちょっとお話があります」
と声をかけられ、正直、少しドキッとしました。
でも話を聞くと、こう教えてくださいました。
最近、母は元気がなく、
目の焦点が合わず、ぼーっとしていることがあったそうです。
そのため訪問医の先生に相談し、
精神安定剤の量を減らしてみることになったとのことでした。
すると、その後は元気が戻り、
昼間も楽しく過ごしているという報告でした。
悪い話かと思っていた分、
ホッとしましたし、
元気がなかった理由が分かったこと、
薬の量が減ったこと、
どちらもとても嬉しく、安心しました。
5.帰り際に、必ずすること

帰るとき、私は母の手を握り、
「また来るね」
と声をかけました。
在宅で一緒に暮らしていた頃は、
こんなふうに手を握ることはありませんでした。
でも今は、
母とのスキンシップはとても大事なこと
だと自然に思うようになりました。
母の部屋の壁には、書き初めで書いた「えがお」という文字が飾られていました。
それを見て、やっぱり母には笑顔が一番似合うと、改めて思いました。

6.今日の面会を終えて
今日は、
元気が戻った母に会えて、
娘と一緒に穏やかな時間を過ごせて、
とても嬉しい一日でした。
この気持ちを忘れないように、
今日のことを書き残しておこうと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

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