母が入所して8ヶ月になります。
今日は母のいるグループホームに面会に行ってきました。
帰り際、職員さんから最近の母の様子をうかがうと、こんなお話がありました。
昨日の出来事だそうですが、母は日中から「帰る」と何度も言って、施設のいろんな場所にある窓を開けて回っていたそうです。
さらに、自分の衣類を枕カバーに詰め込んでいたそうで、まるで「帰る準備」をしているかのようだったと。
そんな様子に職員さんも不安を感じ、母の行動を注意深く見守ってくださっていたとのこと。
トイレに行くときも付き添い、しっかりトイレに入るところまで見届けたそうです。
ところが──
なかなかトイレから出てこないことに気づいた職員さんが見に行くと、そこに母の姿はありませんでした(驚)
施錠はきちんとしていたので外には出ていないはず…。
職員さんたちみんなで探し回った末、もう一度トイレを確認したところ、なんと母はドアと壁の隙間に身をひそめて隠れていたそうです。
見つかって本当によかったですが、職員さんには本当に申し訳ない気持ちになりました。
でも、思い返せば家にいたころも、デイサービスのお迎えが来るとサンルームに隠れていたことがありました。
それを思い出して、思わず笑ってしまいました。
ちなみに、今日の面会では「帰る」とは一言も言わず、
私が「じゃあね、また来るね」と声をかけると、母は満面の笑顔で「うん、またね」と手を振ってくれました。
本当に、職員の皆さんには感謝しかありません。
日々のケアと見守りに心からありがとうの気持ちでいっぱいです。
こんな話を聞いても、入所したばかりの頃のように心が痛んだり切なくなったりすることは、今では少なくなりました。
むしろ最近の私は、母の姿を想像して思わず笑ってしまうほど、たくましくなってきた気がします。
これも、私なりの成長なのかもしれませんね(笑)
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