デイサービスを嫌がる母に、どう向き合えばいいのか分からず悩んでいた日々。
そんな私を救ってくれたのは、新しいケアマネさんとの出会いでした──。
介護が少しだけ楽になるヒントを、私の体験からお届けします。
👩⚕️新しいケアマネさんとの出会いで、風が変わった
前回のデイサービス拒否から約1年後(正確には11ヶ月後)、担当のケアマネさんが替わりました。(前任のケアマネさんは休職されるとのこと)
新しいケアマネさんがうちにご挨拶に来られたとき、私はこれまでのことを話しました。
デイサービスを嫌がって全然行ってくれなかったこと、認知症が進んできて毎日気が休まらないこと、そして時々涙が出てくること…。
気づけば、愚痴ばかり話していました。
でもケアマネさんは、母とも丁寧に会話しながら、性格や興味のあることをじっくり観察しているようでした。
📩「体験してみませんか?」思いがけない提案
数日後、ケアマネさんから提案がありました。
「お母様に合いそうなデイサービスがあるので、よければ体験に行ってみませんか?」
私は内心、「また断られるかも…」と不安でいっぱい。
正直、前回のことがトラウマになっていました。
ところが母に話すと、
「行ってみようかね」とすんなり返事!(驚)
🎉予想外の展開にびっくり!
「どうせ当日になったら断るんじゃ…」と期待せずにいた私。
でもその日は、予想を裏切るように母は体験に行き、
帰宅するなり、
「楽しかった!明日も行きたい」「ずっと行きたい」
と満面の笑み!
それでも私はすぐには信じられず、
「また2週間もすれば飽きるだろうな」と心のブレーキをかけていました。
🏡母の「得意」が活かせるデイサービス
今回のデイサービスは、古民家を改装した認知症専門施設。
行事や活動内容がとても工夫されていて、
- うどん打ち
- 餃子の皮包み
- おやつ作り
- 食器拭き
- 洗濯物たたみ など…
どれも母が得意としていた家事そのものでした。
🧡「仕事に行ってくるね!」と笑顔で出発
周りの利用者さんもみなさん認知症の方ばかりで、職員さんも慣れていて安心。
母はこのデイサービスを**「仕事」だと思っている**ようで、
お迎えが来ると
「仕事に行ってくるね〜」
と笑顔で出発。
時にはエプロンをつけていくことも…(笑)
私が支度を促しても反発するのに、
職員さんが「今日はお手伝いお願いね!」と声をかけると、素直に着替えて出かけるようになりました。
本当に不思議なほど、母はすぐに馴染んだのです。
🙏ケアマネさんの力は大きい
新しいケアマネさんは、母の「好きなこと」や「性格」に合わせて施設を探し、導いてくれたんです。
その対応力に、私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。
💬「精神科を受診してみては?」前任のケアマネの言葉
実は前任のケアマネさんに相談したとき、
「お母様は今は時間をおいて様子を見るしかないので、娘さんが辛いのなら精神科を受診してみてはどうですか?」
と言われたことがあります。
しかも毎月の訪問は書類を渡すだけ。
「お母様はどんな様子ですか?」なんて聞かれたことすらありませんでした。(それが普通だと思ってました)
🌧あのままだったら、私は壊れていたかもしれない
その頃の私は、本当に毎日がつらくて、
このままでは自分が壊れてしまうかもしれない…そう感じていました。
今思えば、あのまま担当が替わっていなければ、私は本当に精神科に通っていたかもしれません。
▶ 詳しくはこちらの記事へ
🔄ケアマネさんは変更できます!
もしこの記事を読んでくださっている方で、
- 「自分と合わないな…」
- 「あまり相談に乗ってくれないな…」
と感じている場合は、ケアマネさんの変更を検討してもいいと思います。
事業所自体の変更も可能です。
私の場合、「母が行ってくれないのは仕方ない」とネガティブ思考になっていて、変更しようという発想すらありませんでした。
でも、思いがけずケアマネさんが替わったことで、
母のデイサービス通いがスムーズに始まり、私自身の心も救われたのです。
🌈「ケアマネさん次第で、介護が変わる」と実感
良いケアマネさんに替わると、介護の負担がぐっと軽くなる。
私はそれを身をもって実感しました。
この出来事をきっかけに、ようやく長く続いた「暗黒時代」から抜け出すことができたのでした。(ホッ…)
🎥参考になった動画のご紹介
ケアマネさんの変更について、この2つの動画がとても参考になりました。
コメント