デイサービスを拒否していた母が通えるようになった理由とは?

ヒント
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前回のデイサービス拒否から約1年後(正確には11ヶ月後)、担当のケアマネさんが替わりました。(前任のケアマネさんは休職されるとのこと)

新しいケアマネさんがうちにご挨拶に来られたとき、私はこれまでのことを話しました。
デイサービスを嫌がって全然行ってくれなかったこと、認知症が進んできて毎日気が休まらないこと、そして時々涙が出てくること…。
気づけば、愚痴ばかり話していました。

新しいケアマネさんは母とも丁寧に会話してくれて、母の性格や興味のあることをじっくり観察しているようでした。

数日後、「お母様に合いそうなデイサービスがあるので、よければ体験に行ってみませんか?」と提案してくれたのです。

私は内心「また断られるかも…」と不安でいっぱい。正直、前回のことがトラウマになっていました。
でも、ケアマネさんが母に話すと、母はすんなり「行ってみようかね」と言ったのです!(驚)

でも「どうせまた当日になって断るかも…」と期待せずにいたのですが、その日は予想を裏切ってちゃんと体験に行き、「楽しかった!明日も行きたい」「すっと行きたい」とご機嫌で帰ってきました。

それでも私はすぐに安心できず、「また2週間もすれば飽きるだろうな」と、期待して傷つくのが怖くて心のブレーキをかけていました。

今回のデイサービスは、古民家を改装した認知症専門の施設で、毎回行事も工夫されていて、例えば「うどん打ち」「餃子の皮包み」「おやつ作り」「食器拭き」「洗濯物たたみ」など、どれも母が得意としていた家事そのものでした。

しかも、周りの利用者のみなさんも認知症の方で、職員さんも対応に慣れておられ、とても安心できる環境。

母はこのデイサービスを「仕事」と思っているようで、お迎えが来ると「仕事に行ってくるね」と言って笑顔で出かけていきました。
時々、エプロンを付けて行くことも・・・(笑)

支度も、私が言うと反発されるのに、職員さんが家に入ってきて「今日はお手伝いお願いね!」と声をかけると、素直に着替えて出かけるようになったんです。

本当に不思議なほど、母はすぐに馴染みました。

新しいケアマネさんは、母の「好きなこと」や「性格」に合わせて施設を探し、導いてくれたんです。その対応力に、私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。

この出来事を通じて、私は「ケアマネさん選びってすごく大事なんだ」と強く実感しました。

実は前任のケアマネさんに相談したとき、
「お母様は今は時間をおいて様子を見るしかないので、娘さんが辛いのなら精神科を受診してみてはどうですか?」と言われたことがあります。
しかも毎月の訪問は書類を渡しに来るだけ「お母様はどんな様子ですか?」なんて聞かれたこともありませんでした。(それが普通だと思ってました)

その頃の私は、本当に毎日がつらくて、このままでは自分が壊れてしまうかもしれないと感じていました。
今思えば、あのまま担当が替わっていなければ、私は本当に精神科に通っていたかもしれません…。

これを読んでくださっている方でケアマネさんのこと「自分と合わないな…」とか「あまり相談に乗ってくれないな」とか感じることがあればケアマネさんの変更をしてください。
事業所自体を変更することも可能です。

私の場合、ケアマネさんを変更しようという考えも思い浮かばなかったし、
「どうせ母はデイサービスに行ってくれないんだ」とネガティブ思考になっていたのですが、思いもよらずケアマネさんの交代という好転に恵まれて母のデイサービス通いがうまく行ったのです。

良いケアマネさんに替わると介護負担が軽くなることを肌身で感じた経験でした。

これで長い暗黒時代から抜け出ることが出来たのでした(ホッ・・・)

ケアマネさんの変更について、この2つの動画がとても参考になりました。

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